派遣社員のメリット、デメリット
「派遣スタッフ募集」という広告が、新聞の求人欄や求人情報誌にたくさん出ています。
この人材派遣システム、いまや企業の一ジャンルとして完全に定着したようです。
登録者のなかから、会社のニーズにあった人材を派遣するものですが、必要なとき、半年とか一年といった期限を切って契約できるメリットがあるため、各企業にも重宝がられ、好意的に受けとめられています。
そして、こういう働き方をするのは、男性よりも女性のほうが多くなっています。
それでは、派遣社員のメリット、デメリットについて考えてみましょう。
まず、メリットとしてはアルバイトやパートよりも時給がいいということです。
パートに比べると約二倍くらいになっています。
次に、長期の休暇をとりやすいということです。
それと、これが最大のメリットだと言う人もいますが、人間関係のわずらわしさがあまりないことでしょう。
短期間の雇用関係だと割り切れますので、多少のことはがまんできるそうです。
反対に、デメリットの第一は、かならず働けるという保証がないことです。
また、希望する仕事がいつもあるとはかぎりません。
ですから、収入も一定しません。
完全に時間給で、原則としてボーナスやや退職金などもありません。
社会保険や交通費も、自前という契約が多いのです。
派遣社員募集の広告には、たいてい「あなたの好きな時間に、好きな場所で、好きな日数だけ……」といったキャッチフレーズがついています。
しかし、現実に企業からくる申し込みを見ますと、フルタイムの一般事務というのが大半を占めています。
また、年齢が高くなると、特殊な技術のある人以外は、一般事務的な仕事をすることがむずかしくなります。
いつも仕事ができるわけではありませんから、毎月これだけのお金がほしいという人には向いていません。
ただ、残業はしたくない、長期の休みをとりたいという人には、メリットも多いでしょう。
正社員と同じような仕事をしていても、条件はかなり違うわけですから、もし派遣社員として働くのなら、そのメリットを十分受けられるような、またデメリットを回避できるような知識を持つことです。
この派遣システムは、数多くある働き方の一つととらえ、自分にあっているなと思う人が選ぶ仕事といっていいでしょう。
とはいっても、こうした働き方は、やはり特殊な形態です。
会社を辞めて、次の会社を探すあいだのウォーミングアップとしてはいいかもしれませんが、長い年月、派遣社員として働くことには無理があるように思えます。
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