意地悪な質問にもカッとしない
面接では、答えやすい質問ばかりしてくるわけではありません。
あなたが答えにくいことでも、面接官は遠慮なく聞いてきます。
たとえば、面接法の一つに「圧迫面接法」というのがあります。
わざと怒らせたり、精神的な圧迫を加えたりして、その反応を見るのです。
「あなたは、よく転職しているね。 あきっぽいから、どこへ行ってもすぐ辞めたくなるんだろうね」
とか、
「言っちゃなんだけど、あなたの字は汚いね。 もう少しきれいに書けないの」
などと言われることがあります。
なかには、もっとしんらつなケースもありますが、それでカッとすると怒りっぽい性格だと見られ、採用にはマイナスとなってしまいます。
こうした面接官の誘導に乗って怒ったり、興奮してはいけません。
どんな質問にも冷静に対処してください。
面接官は、ただ応募者を困らせて楽しんでいるわけではありません。
その質問をどのようにうまくかわしていくか、または真正面から受け止めるのかといった対応の仕方を見ているのです。
考え方によっては、答えに困るような質問が飛んできたときは、逆に自分をアピールするチャンスともいえます。
多少、時間がかかってもあわてずに、また言葉が前後してもひるまずに誠実に答えるのです。
そうすれば、あなたなりの個性を売り込むことができるでしょう。
応募者が、思わず答えに詰まってしまうような質問を面接官はいくつか用意していますから、それを前もって知っておいて答え方を準備しておくと、安心して面接に臨むことができます。
それでは、意地悪な質問の例をいくつか取り上げ、それに対する答え方の一例を紹介しておきましょう。
同じ質問でも、その答え方は社風にあわせる場合もありますので、そこは自分でよく判断してください。
「ほかの会社も受けていますか?」
正直に言う必要はありませんが、会社側としては、応募者がほかの会社とかけもちで受けていることは承知しています。
ですから、「はい、ほかに二社ほど受けています」と言ってもマイナスではありません。
ただし、そのときは「御社が第一志望ですので、他社に受かってもお断るりするつもりでおります」と、その会社に入りたいことを強調しておくことです。
ほかに受けている会社がある場合、やはり仕事本位に選んでいるということで、同業種がいいでしょう。
「もし不採用になったら、どうしますか?」
まちがっても、「ほかの会社へ行きます」と言ってはいけません。
「どうしても、この会社で働きたい」という強い意志をアピールします。
「結婚したらどうしますか?」
会社によっては、結婚=退職というのが暗黙の了解になっているところもあります。
そのような会社で「結婚しても、何がなんでも仕事を続けます」という答え方をしては不利になるかもしれません。
そのため、前もって女性社員の既婚者数や平均勤続年数を調べて、結婚してからも働き続けることができるかどうかチェックしておくことです。
どちらともいえない場合は、「そのときになってみないとわからないというのが正直な気持ちです。
しかし、いまは与えられた仕事を一生懸命がんばる覚悟です」
といった具合に当面は結婚する意思がないこと、そして、いまはこの会社で働くことしか考えていないことをアピールしましょう。
「お茶くみもできますか?」
「はい、仕事がスムーズにできる環境づくりには、女性のこまやかな気配りが必要だと思います」
お茶くみにかざらず、どんな雑用でも、会社のなかでは大切な意味を持っています。
補助的な仕事であっても、それができているから本来の業務がスムーズに進行するということを知っておくことです。
ただし、女性だからお茶くみは当然だという答え方は、主体性のなさを感じさせる恐れがありますので注意してください。
「現在、とくに親しくしている男性はいますか?」
この質問に対しては、将来結婚の約束をしている男性がいても、また同棲している彼がいても、ウソも方便で、きっぱりと「そういう男性はいません」と答えるのがベスト。
そのかわり、男性の友人はたくさんいるということで社交性をアピールするのもいいでしょう。
このほか、想像もしないような質問をされるかもしれませんが、その質問の意図をよくくみとり、あわてず誠実に答えることが質問者の印象をよくします。
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