転職に対する考え方が変わってきた
ちょっと前まで、転職するのはいろいろな面でマイナスだと思われていました。
「仕事で大きなミスをして、前の会社に居づらくなったからだろう」とか「飽きっぽくて、腰が落ち着かない性格なのだろう」といった、どちらかといえばマイナスのイメージを持たれていたものです。
ところが、日本の企業体質も「終身雇用」「年功序列」といったものから、「能力主義」に変わってきました。
優秀な人材を引き抜くヘッドハンティングも、いまでは当たり前のことになってきています。
つまり、能力や技術があれば、いまより給料も待遇もいい会社に移ることができるといった社会状況と、若年層の慢性的な人手不足から、転職は少しも珍しいことではなくなりました。
それを裏づけるように、駅の売店や本屋の店頭には、分厚い求人情報誌が何種類も積まれていますし、新聞の求人広告も増える一方です。
現実的にも、テレビのCMではありませんが、♪職業選択の自由アハハ〜ンといった軽いノリで��とらばーゆ″(サリダでもデューダでもいいのですが……)する人が、かなり多くなりました。
「私、転職したの」
「あ、そう。じつは私も��とらばーゆ″しようと思っているの」
といった調子で、転職の理由を根掘り葉掘り聞くようなことはなくなりました。
若い人のあいだでは、転職することが一種の流行、ファッションともなっているようです。
「仕事がつまらない」「給料が安い」といった不満があると、さっさと会社を辞めて、アルバイトしたり、また会社勤めをしたりと、気楽に転職を重ねている人もいます。
そうやって気楽に働いても、一人ぐらいの暮らしはなんとかなる世の中になっているのでしょう。
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